予防歯科
予防歯科は日本でも認知度は上がってきましたが、歯科先進国の北欧に比べるとまだまだ定着していないのが現状です。
そして、欧米人や近隣の韓国、台湾などと比べて日本人の口腔内環境は悪いのも事実です。
そこで河村歯科診療室は虫歯や歯周病で困る方を一人でも失くすために、あなたにあった個別の予防プログラムを作り北欧型の予防中心の歯科診療室を目指しています。
予防歯科のメリット
歯医者はもともとは歯を削るのが仕事でしたが、どんなに良い治療、高価な治療も、神様に与えられたご自身の歯には勝てません。
予防歯科は、歯を削って詰めて直す虫歯治療と比べると費用がかからない、時間もかからない、もちろんあなたの歯なので詰め物が取れるなどのトラブルも少ないと良いこと尽くめです。
歯のセルフケアと3ヶ月に1度歯医者に行くだけで健康な歯を手に入れられます。
これからの医療は予防の時代になります。歯科がその先掛けになれればと思います。
具体的に予防歯科って?
河村歯科診療室では、3つの検査や指導を行っています。
- 虫歯のリスクを化学的に検査を行う(唾液検査)
- 衛生士による個別の歯磨き指導・食育・生活習慣指導
- 定期健診の徹底による虫歯の早期発見・早期処置
1. 虫歯のリスクを化学的に検査を行う(唾液検査)
唾液は歯の健康を守る働きもしています。
唾液検査によって、唾液の量や酸性を中和する能力、虫歯の原因となる菌の量などを知ることができます。
唾液の量や緩衝能が低下している方は、それを回復する能力を高めていくことが、歯を削って詰めて直す虫歯治療より重要なのです。
2. 衛生士による個別の歯磨き指導・食育・生活習慣指導
●個別の歯磨き指導に関して
人それぞれ、歯の環境によって歯ブラシの選び方が異なります。毛の硬さ、毛幅、ヘッドの大きさを、あなたに合わせて選択していきます。
そして、歯ブラシの交換時期や各衛生用品の用途、歯間ブラシ、フロス、音波ブラシ、デンタルフロスの使用方法を指導していきます。
●食育に関して
規則正しい食生活をすることにより、歯のPHが中性に保たれ再石灰化が起こり歯の脱灰つまり虫歯になることを予防してくれます。
間食が多いとどうしてもお口の中が酸性の状態が続き再石灰化が起こらず虫歯になりやすくなります。間食をする場合、規則正しく回数を考えることが大切です。
●生活習慣に関して
生活習慣の乱れは歯にも影響します。
歯を磨くと出血したり、歯肉が腫れたりしていませんか?
口臭がひどくなったり、歯がぐらついたりしたら危険信号です。それは、歯周病という病気です。
歯周病は生活習慣病の一つです。歯磨きだけではなく、メタボ対策と同じように、食生活の改善、禁煙、十分な睡眠、ストレスの軽減、適度な運動など、積極的に生活習慣を見直して歯周病にかかりにくい身体づくりに取り組んでください。
3. 定期健診の徹底による虫歯の早期発見・早期処置
日本人は50歳から急速に歯を失い、60歳では平均9本の歯を失っています。
歯を失う60%が歯周病で40%が虫歯です。
歯を失わない為に毎日のブラッシングは欠かせませんが、自らのブラッシングでは全てのプラーク(歯垢)までは取り除けません。
そこで、定期健診をしてプロフェッショナルケアを受けてください。
また、定期的に歯科に通うことで虫歯、歯周病を早期発見、早期治療ができるので、痛い思いもせず健康な歯でいることができるのです。
●定期健診で行うこと
- 歯周精密検査(X線、歯周ポケット、動揺度の検査)
- ブラッシングの再確認
- 咬み合わせのチェック
- 生活習慣の改善のサポート
- プロフェッショナルケア(PMTC)
- 抗菌剤の塗布、フッ素塗布
通常、以上の6項目の健診を3ヶ月に1度行い、今あるご自身の大切な歯を守るためのサポートを行っていきます。
プロフェッショナルケア(PMTC)とは
「PMTC」を簡単に説明すると、毎日の自分で行なう歯磨きで落ちない歯の汚れを専用機器を用いてきれいにクリーニングすることです。
毎日、知らず知らずのうちに磨き残してしまった部分や歯ブラシでは磨くことができない歯周ポケット(歯と歯肉の間のみぞ)内の歯の根の部分もキレイに磨き上げて汚れを取り除きます。
プロフェッショナルケア(PMTC)の効果
- お口のリフレッシュ
- 歯の輝きが増す
- 虫歯の予防
- 歯周病予防
- 歯を強くする